健康関連用語2

  • 前立腺肥大
前立腺は睾丸から送られてきた精液に前立腺液を加えて射精しやすくするための器官で、男性の膀胱の出口を囲むように位置しています。男性は加齢によって男性ホルモンの分泌が低下します。その際前立腺は生殖能力を維持するために男性ホルモンを多く取り込むようになります。そのため前立腺の細胞が増殖し肥大します。肥大した前立腺は膀胱を圧迫し1度の排尿量が減ったり、排尿の回数が増えるなどの障害が出ます。

  • 中性脂肪
食品に含まれる脂肪の大部分を占める単純脂質のこと。中性脂肪は脂肪酸3分子とグリセリン1分子が結合した構造をしています。脂質の中にはコレステロールとリン脂質、中性脂肪があり、コレステロールとリン酸が小腸から吸収され、中性脂肪は十二指腸から分泌される胆汁によって乳化され、膵液の消化酵素リパーゼによって分解されてから吸収されます。この中性脂肪はエネルギー源として脂肪細胞に蓄えられていきます。中性脂肪は運動をすることによって分解されて血液中に放出されエネルギーとなります。

  • 腸内細菌
腸内に棲みついている細菌のこと。この最近は100種類以上と言われていて、その数は約100兆個にもなる。人間の身体に良い影響を与える細菌のことを善玉菌、悪い影響をする細菌の事を悪玉菌という。また、腸内環境によって良い働き、悪い働きどちらにもなるのが日和見菌と呼ばれます。この腸内細菌は腸内に存在する細菌の総数は変わらず、善玉菌と悪玉菌の比率が変わることによってバランスが取られています。

  • 痛風
高尿酸血症状によって引き起こされる病気のひとつ。高尿酸血症状とは尿酸値が高い状態が続くことで、痛風になると足の親指の付け根などが激しく痛みます。これは尿酸が結晶化し関節を刺激することで痛みを引き起こします。現在、日本の痛風患者は50万人に達しているといわれています。

  • 低血圧
血圧が正常範囲を下回っている状態のこと。収縮期血圧(最大血圧)が80mmHgが参考値とされていますが、他に基準が定められているわけではありません。低血圧は、頭痛、めまい、全身倦怠感、不眠、寝起きの不調、食欲不振、下痢、便秘、腹痛、動悸、息切れ、不整脈、発汗、冷えなどの症状を引き起こす事があります。

  • 低体温
直腸温度が35℃以下に低下した状態のこと。普通、体温は外気温に関わらず一定範囲内に保たれています。しかし体温保持能力が低下すると体温の低下と共に血流が低下し身体機能に支障が生じてきます。低体温症は軽度であれば自らの自律神経の働きによって回復しますが、重度の場合自律神経が働かず死に至ることもあります。

  • デトックス
体内にたまった有害なミネラル分(カドミウム、水銀、アルミニウム、鉛、ヒ素など)や老廃物などを排出して腸内を浄化させる健康法のこと。解毒という意味の英語「detoxification」から「detox」と呼ばれます。サプリメントや入浴、運動などによる発汗、腸内洗浄などによって有害な物質を排出します。

  • 糖質
穀類に多く含まれるエネルギー源。ブドウ糖などの単糖類、ショ糖(砂糖)やオリゴ糖などの少糖類、デンプンやグリコーゲンなど多種類のわたります。消化分解されるとブドウ糖になり、エネルギーとして利用されます。糖質は消化酵素で消化されるもので、消化されない食物繊維と合わせたものが炭水化物です。

  • 動脈硬化
血管の内側が狭まり硬くなることで、血流を調整する機能が衰え体の様々な器官に影響を及ぼす病気のこと。動脈硬化になる原因は加齢のほか、高コレステロール、高血圧、高血糖、運動不足、喫煙などあります。動脈硬化が進むと脳梗塞、脳出血、狭心症、心筋梗塞、腎機能障害などのリスクが高まります。

  • ドライアイ
涙の分泌量が減り目の表面が乾く病気。目の表面を被う涙は上まぶたの裏側にある涙腺で作られ、目頭にある涙点を通って排出されますが、この涙の流れや分泌量に異常があると目の表面が乾きドライアイとなります。ドライアイになると目の乾きのほか、異物感や目の疲れ、痛みなどの症状が現れ、悪化すると視力低下が起こります。

  • 乳酸
体内で糖質がエネルギーとなるときに燃焼するが、その時完全には燃焼できず不完全燃焼することで発生する疲労物質のこと。筋肉疲労を引き起こす原因物質である。これが大量に発生すると分解や排泄しきれずに体内に蓄積され、肩こりや腰痛、頭痛などに現れます。乳酸は無酸素運動で発生しやすく、有酸素運動で分解してエネルギーとして使うことができます。

  • 乳酸菌
糖を発酵させて乳酸を作り出す微生物のこと。ヨーグルトやみそ、しょうゆなどの発酵食品に多く含まれ、また食品を発酵させるときにも使われる。また、乳酸菌は人体によい影響を与えることから善玉菌と呼ばれてる。乳酸菌には、連鎖球菌(乳連鎖球菌、クレモリス菌)、ペディオコッカス金(セルビシエ菌、ハロフィルス菌)、乳酸桿菌(ブルガリア菌、ヨーグルト菌、カゼイ菌、プランタルム菌)、ビフィズス菌(ビフィダム菌、インファンテス菌、ブレベ菌)などがあります。乳酸菌による健康効果としては免疫力向上、コレステロール低下、肝機能向上、RIGHT:便秘解消などが認められている。

  • 尿検査
尿に含まれる成分をはかり診断する検査法。尿は血液中の不要物や有害物、老廃物を体外に排出する機能があるため身体の状態を知ることができます。検査項目としては尿糖、尿蛋白、尿ウロビリノーゲン、尿潜血反応、尿沈査などがあります。

  • 尿素窒素(BUN)
尿に含まれる窒素量を示す単位のこと。尿素窒素は血清成分から蛋白質を取り除いた残余成分のうち30~40%を占めています。肝臓での生産過剰や腎臓での排泄障害があると増加します。また血液検査では、肝臓、腎臓の状態を検査するために利用されます。
尿素窒素が高くなる場合は腎臓の機能の低下が考えられます。

  • 脳血管疾患
脳動脈に起こる病気のこと。例えば脳動脈にできた動脈硬化などが原因で起こる病気のこと。脳血管疾患と言われるもので最も多いのは脳卒中。虚血性脳血管疾患(脳梗塞、一過性脳虚血発作)や出血性脳血管疾患(脳出血、くも膜下出血)に分けられます。このほかに脳動脈瘤、もやもや病などがあります。脳血管疾患は日本人の死亡原因の第3位を占めています。

  • 白内障
目の中のレンズにあたる水晶体が白く濁る病気のこと。白内障の症状として現れやすいのは目のかすみや視力低下、光がまぶしく感じる、暗い所で見えにくい、物が二重に見えるなど。原因の多くは加齢で、紫外線が活性酸素を発生させることによって白濁が進みます。加齢以外にも、他の病気の合併症の併発白内障、ステロイドなどの薬による白内障、外傷性白内障などもあります。

  • 白血球
免疫細胞の一つ。小さいものと大きいものがある。小さなものを好中球、大きなものをマクロファージと呼びます。好中球は病原菌や有害物質などを内部に取り込んで分解・処理する働きがあります。マクロファージは多くの有害物などを盛んに内部に取り込んで処理する貪食と、処理した情報を外に伝え、次にリンパ球が働く仕組みになっています。

  • ヒアルロン酸
関節や皮膚などに多く存在している粘度の高いムコ多糖類のこと。保水力が非常に高く1gで6リットルの水分を吸着するとも言われています。ヒアルロン酸は加齢によって減少するため、年齢を重ねるほど皮膚の乾燥や、関節の動きの低下がみられるようになります。食品から摂取する事が難しいため、サプリメントが利用されることが多いです。

  • 皮下脂肪
皮膚の下についた脂肪のこと。お腹や二の腕、ふとももなど手でつかむことができます。皮下脂肪は女性がつきやすく、皮下脂肪が多く蓄積されたものは洋ナシ型肥満と呼ばれます。内臓脂肪よりはたまりにくいですが、蓄積されると分解されにくくなっていきます。

  • ビタミン
生命活動に欠かせない微量栄養素のこと。その中で人体に不可欠なビタミンは13種類あります。(ビタミンA・ビタミンD・ビタミンE・ビタミンK・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6・ビタミンB12・ナイアシン・パントテン酸・葉酸プテロイルグルタミン酸・ビチオン・ビタミンC)これらは糖質・脂質・たんぱく質の代謝を円滑にする潤滑油の働きがあり、一部は体内で合成されますが、食品から摂取しないと欠乏症を起こします。脂溶性ビタミンと水溶性ビタミンに分けられています。

  • 必須アミノ酸
人間の体内で合成することができないアミノ酸。体内で合成出来ないため、食事から摂らなければならない。必須アミノ酸は全部で9種類(バリン、ロイシン、イソロイシン、スレオニン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、ヒスチジン、トリプトファン)ある。必須アミノ酸が1種類でも不足するとたんぱく質の栄養的な価値が低下します。

  • 必須脂肪酸
人間の健康維持に欠かせない脂肪酸。体内で合成できないため、食事から摂らなければならない。必須脂肪酸は多価不飽和脂肪酸のリノール酸、α‐リノレン酸、アラキドン酸などの種類があります。必須脂肪酸は細胞膜を構成するリン脂質の成分で、細胞の機能の維持に欠かせません。また、LDLコレステロールやHDLコレステロールのリポ蛋白の構成成分で、血液中に脂質の運搬にも必要です。

  • 肥満
肥満は脂肪が多く付く部分によって大きく2種類に分けられます。皮膚の下の手でつまめる脂肪が溜まる肥満は「皮下脂肪型肥満」、内臓の周りにつく脂肪が多い肥満は「内臓脂肪型肥満」と呼ばれます。医学的に問題とされるのは内臓の周囲に脂肪が蓄積される内臓脂肪型肥満で、治療が必要なほど内臓脂肪が蓄積された状態が肥満症と呼ばれます。肥満症は糖尿病や高血圧症、動脈硬化などの発症リスクが高くすると言われています。日本肥満学会では2000年に、肥満症として「肥満に起因ないしは関連する健康障害を合併する、あるいは、その合併が予測され、医学的に減量を必要とする病態」と定義しています。

  • 貧血
体内の血液中の赤血球が減り、全身に酸素を満足に運ぶ事ができなくなり起こる酸欠状態のこと。貧血には種類があり、鉄不足による鉄欠乏性貧血やビタミンB1 2や葉酸が欠乏して赤血球になる前段階の赤芽球が成熟できなくなる巨赤芽球性貧血、赤血球が早く壊されて不足する溶血性貧血、骨髄の造血機能に異常が生じる再生不良性貧血があります。最も多い貧血は鉄欠乏貧血で女性に多く、月経の出血もあって30代女性では20%が該当するといわれています。顔色が悪い、疲れやすい、動悸や息切れ、頭痛、めまい、集中力の低下などが共通する症状です。

  • 副交感神経
自律神経のうち臓器や器官などの働きを抑制させる神経系のこと。。副交感神経は血管を拡張させ、心拍数を下げ、血圧を下降させてくれます。また、呼吸が深く、ゆっくりとなり、胃が収縮して胃液の分泌が増えて消化が促進されます。副交感神経の働きが過剰になっているときには下痢を起こすこともあります。ぬるめのお湯で入浴すると副交感神経の働きを盛んにすることができます。

  • 不整脈
心臓の拍動と脈拍がずれたり、拍動が異常に速くなったりなど脈のリズムが乱れる病気。脈拍が速くなる頻脈性不整脈(発作性上室性頻拍、心房粗動、持続性心室頻拍)、脈拍が遅くなる徐脈性不整脈(洞不全症候群、房室ブロック)、ほかに脈拍が不規則になる期外収縮、心房細動、心室細胞があります。

  • 二日酔い
アルコール飲料の摂取によって起こる頭痛、吐き気、胃痛などの不快症状のこと。
アルコールは肝臓で毒性のあるアセトアルデヒドに変化し、二日酔いの原因となる。二日酔いは血中アルコール濃度が低くなった時にアセトアルデヒドにより不快症状が起きた状態のことを言い、血中アルコール濃度が高い時に起きる不快症状は悪酔いと言う。

  • 不定愁訴
怠感、頭痛、微熱感、不眠などの体調の悪さがあるものの、検査をしても原因となる病気がわからない状態のこと。これらの原因不明の症状は更年期に起こりやすことから更年期障害や自律神経失調症と診断されることもあります。しかし、器質的疾患である高血圧、糖尿病などの生活習慣病の初期症状や他の病気が原因となっていることがあり、精密な検査がすすめられます。

  • ブドウ糖
穀類や果物、砂糖などに多く含まれる単糖類の糖質のこと。血液中に吸収されたブドウ糖は血糖と呼ばれ、エネルギー源として体内で使われます。穀類に含まれる多糖類のデンプンは、胃の中で消化酵素のα‐グルコシダーゼによってブドウ糖に分解され、腸壁から吸収されて血液中に取り込まれ、血糖値を上昇させます。ブドウ糖の名前の由来はブドウから初めて発見されたことからである。

  • 不溶性食物繊維
水に溶けない食物繊維のこと。とくに穀類、イモ類、野菜に含まれているセルロース、ヘルセミロース、リグニンなどがあり、硬くて、ボソボソした食感が特徴。不溶性食物繊維は腸壁を刺激して便通を盛んにする作用がありますが、便を硬くする作用もあるため、過剰に摂取すると逆に便通が悪くなる事があります。

  • 不飽和脂肪酸
脂肪酸は炭素と水素の組み合わせによって飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分けられます。不飽和脂肪酸は、炭素と水素が結びつかずに炭素のみが二重結合したもので、二重結合が1個のものが一価不飽和脂肪酸、2個以上のものが多価不飽和脂肪酸。多価不飽和脂肪酸のうち二重結合の位置によってn‐3系(オメガ3)、n‐6系(オメガ6)に分類されます。

  • フラボノイド
天然に存在する色素などの有機化合物群のひとつ。ポリフェノールの一種。抗酸化作用や血圧の調整作用がありカテキン類(緑茶に多いカテキン、カカオに多いエピカテキン)、フラボノール類(そばに含まれるルチン、ブロッコリーなどに含まれるケンフェロール)、アントシアニジン類(ブドウやブルベリーなどに多いシアニジン)、イソフラボン類(大豆に多いダイゼイン)、フラボノン類(みかんに多いヘスペリジン)などの種類があります。

  • プレバイオティクス
腸内細菌の善玉菌を増えやすくしたり働きやすい環境に整える役目をするものこと。糖質や乳製品などの善玉菌のエサや食物繊維などを指します。腸内細菌のひとつであるビフィズス菌を増やすと言われているものにオリゴ糖がありますが、オリゴ糖は種類が豊富でガラクトオリゴ糖、フラクトオリゴ糖、大豆オリゴ糖、乳果オリゴ糖、キシロオリゴ糖、イソマルオリゴ糖、ラフィニース、ラクチュロース、コーヒー豆マンノオリゴ糖、グルコン酸などがあります。プレバイオティクスを摂ることによって、乳酸菌の増殖が促進された結果の整腸作用、ミネラル吸収促進作用、炎症性腸疾患の予防・改善作用など有益な効果が認められています。

  • プロバイオティクス
腸内で善玉菌となる微生物のこと。一般的にビフィズス菌などを指します。ビフィズス菌などは腸内では1日ほどしか棲息することができませんが、腸内に一時的にビフィズス菌が増えたことで腸内での発酵が進み、腸内は酸性傾向になることで、酸性の環境の中で増殖しやすい善玉菌が増えていくようになります。

  • ペースメーカー
不整脈の患者の心拍数を保つために体に埋め込まれる機器のこと。心臓の拍動が低下した時にのみ作動し、電気信号で心臓の筋肉を動かし拍動を保ちます。通常時は作動しません。

  • ヘモグロビン
赤血球に含まれる赤い血色素のこと。ヘモグロビンは鉄を含むヘムとたんぱく質のグロブリンから構成されています。肺から体中に酸素を供給する働きをしています、鉄が不足するとヘモグロビンが減少し、酸素を十分に運ぶことができなくなり各臓器は酸素不足のため機能が低下します。

  • ヘマトクリット
血液中の赤血球の容積の割合を示す数値のこと。この数値で貧血や赤血球増加の程度を判断しています。このヘマトクリットは赤血球数やヘモグロビンの量などと関連して増減し、あす。(例えば赤血球が減るとヘモグロビンが減り、ヘマトクリット値も下がるなど)また、ヘマトクリット値低いと貧血を高いと多血症や脱水症が疑われます。

  • 便秘
3日以上便通がなく、腹痛や膨満感などの不快な症状がある場合のこと。腸の働きの異常によって起こる機能性便秘、大腸がんやポリープ、炎症など大腸の病気などによって便の通り道が狭くなる症候性便秘に分けられます。機能性便秘には、ストレスによって副交感神経の緊張による痙攣性、腸の運動が低下によって起こる弛緩性、便意を我慢する習慣によって起こる直腸性があります。

  • 飽和脂肪酸
脂肪酸は脂肪を構成する物質ですが、脂肪酸自体は炭素と水素の組み合わせで飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分けられます。飽和脂肪酸は炭素のすべてに水素が結びついた形で、肉類や乳製品、バターなどの脂肪に多く含まれます。飽和脂肪酸は血液中の中性脂肪やコレステロールを上昇させ、動脈硬化のリスクが高まりやすくなります。

  • ポリフェノール
植物に含まれる色素や苦味の成分。植物が光合成をすることによって作られる。赤ワインに含まれるポリフェノールを摂ることで活性酸素を消去して動脈硬化を防ぐ抗酸化作用があるとフランスで発表されてから注目されるようになった。主なポリフェノールにはフラボノイド、フェノール類(コーヒーに多く含まれるクロロゲン酸など)、イチゴなどに含まれるエラグ酸、ゴマに多く含まれるリグナン、ウコンに多く含まれるクルクミンなどがあります。

  • ホルモン
動物の体内の器官で合成、分泌され、血液を通して循環し、特定の器官で代謝、成長、活性化などに作用する生理活性物質のこと。体内で作用するホルモンの量はスプーン1杯ほどとされ、わずかな量の増減でも体に大きな影響を与えます。生活習慣病に関わるホルモンとしては、膵臓のランゲルハンス島から分泌される血糖値を降下させるインスリン、グリコーゲンの分解を促進して血糖値を上昇させるグルカゴンなどがあります。

  • ALP
アルカリフォスファターゼという酵素のこと。ALPは肝臓、胆管、骨、小腸などに広く分布していて、この値が高い場合には、肝臓、胆のうの病気、ベーチェット病、骨疾患、慢性腎不全の疑いがあり、値が低い場合には貧血や肝萎縮が心配されます。

  • ATP
エネルギー物質であるアデノシン三リン酸のこと。すべての生物に存在する。
細胞のミトコンドリア内でブドウ糖が分解されるときと、TCA回路(クエン酸回路)によって酸素を用いて分解されるときにATPが発生して、エネルギーが作り出されます。

  • BMI
体格指数(Body Mass Index)の略。体重(kg)を身長(m)の二乗で割って得た数値で、日本人では22のときが最も病気になりにくいとされます。BMIが22の理想的な体重は「身長(m)×身長(m)×22」で求められます。25以上は肥満と判定されます。

  • DHA
ドコサヘキサエン酸のこと。DHAは魚油に多く含まれる多価不飽和脂肪酸で、体内でもα‐リノレン酸から合成されますが、その量は非常に少ない。脳や神経組織、網膜、精液に含まれる脂肪酸の主な成分で、血液中の中性脂肪量を減少させ、動脈硬化のリスクを低下させる作用があります。

  • DHEA
デヒロドエピアンドロステロンのこと。DHAEは、副腎や性腺で産生されるホルモンの一種で、体内ではコレステロールを原料にして合成されます。男性ホルモンのテストステロン、エストラジオールの元になる物質で、筋肉強化のほかホルモン分泌を盛んにできる若返りホルモンとしても知られています。山芋などを原材料としたサプリメントも市販されています。

  • DXA法
2種類のX線を用いて骨密度を測定する方法のこと。二重X線エネルギー吸収測定法「デキサ」とも呼ばれます。X線の吸収率から骨量を正確に測定でき、測定の簡便さから多くの医療機関に普及しています。全身の測定が可能な機器では、体脂肪率を測定することができます。

  • EPA
エイコサペンタエン酸のこと。EPAは魚油に多く含まれる多価不飽和脂肪酸で、体内では少量しか合成されない。動脈硬化症、脂質異常症の治療薬の成分としても使用されます。血小板の凝集を抑える、LDLコレステロールや中性脂肪を減少させる作用があり、動脈硬化、脳梗塞、脂質異常症、高血圧などの予防・改善のほか、アレルギー症状、炎症症状の改善も認められています。

  • GI値
糖質(炭水化物)が消化されて糖に変化する速度を表す数値のこと。グリセミック指数(Glycemic Index)とも言う。食品の炭水化物50gを摂取したときの血糖値上昇の度合いを、ブドウ糖を100とした場合の相対値で表されます。GI値が55以下の果物、野菜、豆類、全粒穀類などが低GI食品とされ、血糖値が上昇しにくい食品とされています。

  • GOT(AST)
グルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミナーゼのこと。これはアミノ酸を作り出す酵素のひとつ。近年ではAST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)が国際的な標準として使われつつあります。肝細胞、心臓、筋肉、腎臓にある酵素で、これらの臓器の細胞が破壊されると値が高くなります。肝臓障害、心筋梗塞、溶血などの診断に使われます。正常値は40IU/L単位以下。飲酒後、運動後には上昇傾向があります。GOTが高い場合には心筋梗塞、進行性筋ジストロフィーが疑われます。GOPとGTPがともに高い場合には急性肝炎、GOTがGPTより異常に高い場合には肝硬変、肝臓がんが疑われます。

  • GPT(ALT)
グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼのこと。これはアミノ酸を作り出す酵素のひとつ。近年ではALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ)が国際的な標準として使われつつあります。ほとんどが肝細胞にある酵素で、これらの肝臓の細胞が破壊されると値が高くなります。正常値は40IU/L単位以下。飲酒後、運動後には上昇傾向があります。GPTとGOPがともに高い場合には急性肝炎、GPTがGOTより異常に高い場合には慢性肝炎、脂肪肝が疑われます。

  • n‐3系
多価不飽和脂肪酸のうち二重結合の位置が3番目のもので、オメガ3(ω3)とも呼ばれます。植物油に含まれるα‐リノレン酸、マグロや青背魚などに多く含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)があり、中性脂肪を低下させ、高血圧や心疾患、脳卒中を予防する働きが知られています。

  • n‐6系
多価不飽和脂肪酸のうち二重結合の位置が6番目のもので、オメガ6(ω6)とも呼ばれます。植物油に含まれるリノール酸、γ‐リノレン酸、レバーや卵白、貝類に多いアラキドン酸があり、血糖値や血圧、血液中のコレステロールを低下させる働きが知られています。

  • PFCバランス
たんぱく質(Protein)、脂質(Fat)、糖質(Carbohydrate)のエネルギー比率のこと。それぞれの頭文字をとってPFCバランスという。
三大エネルギー源の摂り方を確認する目安とされます。たんぱく質が12~13%、脂質が20~25%、糖質が50~70%が理想とされています。

  • RNA
核酸の一種のリボ核酸(Ribo Nucleic Acid)はたんぱく質合成の際に必要な中心部位の物質。RNAは設計図に基づいてアミノ酸から細胞を作る働きがある生物体を構成している高分子化合物の一つで、DNAを鋳型にして遺伝情報を転写します。

  • γ‐GTP
ガンマ‐グルタミルトランスペプチターゼのこと。これは解毒作用を行う代謝酵素で肝臓、膵臓、腎臓、小腸にある分解酵素である。この酵素はアルコールに敏感に反応し、アルコールによる肝臓障害によって値が高くなります。正常値は50IU/L単位以下。値が高い場合にアルコール性肝障害、急性肝炎、肝臓がんが疑われます。

  • 最終更新:2017-08-29 10:03:19

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